靴底の減りかた

①踵の斜め外側と爪先の斜め内側

この靴底の減りかたは正常といわれています。歩行の際の足の接地のしかたは、
 で地面に接地
 ②足の踵外側を通り足全体が地面に着くと同時に母指球の方に体重移動
 ③爪先の母指側で地面を蹴り反対の足に体重が移動する

という一連の体重移動があるため、この減りかたは、良い歩行ができている人に見られます。

②踵の斜め外側だけ

こちらも基本的には正常な減りかたといわれています。ですが、爪先での蹴り出しが少ない分、後方重心ぎみの方がこのような減りかたなると考えられます。がに股にならないように注意が必要です。

③靴の外側に減り

がに股やO脚の方に見られやすい減りかた。足首は外側に入りやすい。ハイアーチとよばれる方も多く、アーチの支点が高くなりバランスも安定しにくい。外反母趾、巻き爪の原因になる可能性。その他にも膝痛、股関節痛、タコ、魚の目なども起こりやすい。

④靴の内側に減り

内股やX脚の方に見られやすい減りかた。足首は内側に入りやすい。土踏まずの部分も減っていれば扁平足も考えられる。足痛、膝痛の原因になる可能性。

⑤爪先に減り

爪先に体重がかかる前傾姿勢で歩いている方に見られやすい減りかた。親指に負担がかかりやすいため、外反母趾に繋がる可能性。

⑥踵中央に減り

扁平足の人に多く見られる減りかた。腹筋や背筋といった体幹筋の筋力が不足して足が十分に持ち上げられない。猫背になりやすく、腰痛が起こりやすい。

⑦前足部中央

足を引きずりやすい方に見られやすい減りかた。重心は中心からかかと方向、バランスをとるため前かがみになりやすい。アキレス腱は硬くなっている方が多い。猫背、腰痛、股関節痛の原因になる可能性。